雲丹とトマトのすり流し 雲丹とトマトのすり流し

室町和久傳

雲丹とトマトのすり流し

2022.07.21

(蘇民将来子孫也) と記した護符を持つ者は疫病流行の際、病より免れしめると約束されました。京丹後の梅本農園のトマトを使い、雲丹と合わせ、すり流しにしました。無農薬の想いの入った夏野野菜と雲丹との出会いは食の言葉の通り、人を良くする、と改めて思える一品です。

鱸と葛切りのお椀
夏が旬の鱸と夏の甘味の代名詞の葛切りを使い、この時期のお椀に仕上げました。つるりとした喉越しと脂ののった鱸との相性が口に広がり身体に染みわたります。暑くなったこの季節こそのお椀です。

桑名蛤天麩羅
この時期の蛤はしっかりと丸みがあり、大きく、一年の中でも最高の蛤です。中には栄養を取りすぎて蓋が閉まらなくなる貝もあるほどです。旨味を閉じ込めた天麩羅でどうぞ。